チシタリア202CMMの製作が終わったので次の車に行きたいと思います。
チシタリアが完成するちょっと前から次に何を作るか考えてはいたのですが、これがなかなか決まらないまま時間が過ぎてしまいました。
作りたいものがたくさんあるのですが、技術的な問題やモチベーションだったり、箱を開けては閉めてを繰り返してきました。
はじめはポルシェのピンクピッグにしようと思っていたのですが、完成品の棚を見ると結構ポルシェが多い、フェラーリも結構ある、メジャーどころはつまらない、かと言ってマイナーな車はチシタリアで終えたばかり。
そんなこんなでようやく決めたキットがこれです。
AMR製 MASERATI Tipo151/3 Le Mans 1964 №2
箱を見てもらえればお分かりの通りあまり状態は良くなくて、開封済みの着手品を手に入れたものです。
車は1964年のル・マン24時間レースにマセラティ・フランスから出場した車で、最高時速315キロに達したそうですが、9時間目にリタイアしています。
インストに1983年と書かれていますのでキットになってからすでに30年以上経過していることになります。
このころのキットはエッチングパーツは最小限でほとんどがホワイトメタルとなっています。
パーツも少ないですね。
プロポーションはもともとこの車は変な格好をしていますが、さすがルフと言ってよいでしょう、ボリューム感満点で迫力が有ります。
同じような形をしたフェラーリ250GTブレッドバンは1962年のル・マン24時間耐久レースに出ましたがこちらが出場したのは1964年で、形状がかなり似ていますので同じ空力的な考えにもとづいて作られたのだと思われ、このへんも面白いところです、いずれ並べてみたいものです。調べているうちにこの車もブレッドバン同様ドローゴが設計したとのこと、どうりで似ているわけです。
フェンダーアーチ内やシャシが当たる部分がすでに削られていました。
バキュームパーツは変色が進んでいるので作りなおしかな~。ヘッドライトカバーも切り出しされていましたが変色してしまっているので使えないですね。
ホイールとタイアはスペアが車載されていることから5セット有ります。スペア用のホイールはメタル製ですがここは他のものからコンバートする必要が有りますね。
デカールは使えそうですがこれは水につけるまでわからないです、ラインは塗り分けすることになるでしょう。
この車は比較的有名なのではと思って検索してみるとこれがまたしてもズバリそのものの画像が出てこなくて細部がわからない(またこのパターンかOrz)ので苦労しそうな予感が多分に有ります。
また、最近仕事がますます忙しくなってきているので一体いつ完成させられるのか、完成までこぎつけるのかさえわかりませんがとりあえずスタートしてみます。