相変わらず寒い日が続いておりますね。例年ですと1月より2月のほうが寒さが増しますので光熱費が心配になります。こちらでは普段あまり雪は降らないのですが、昨晩から今日の昼にかけて雪が降りました。家からスキー場まではそれほど遠くないので行こうと思えば行けるのですが、コロナを警戒すればおいそれとでかけて行くわけにもいきません。色々行動を制限していますので鬱憤が溜まります。巣ごもり生活をしてると、通販で余分なものを買っちゃうんですよね~、家にいれば小遣い残るかなと思ったけど逆でした。
さて、そんなわけで最近面白いキットを買ったので、久しぶりにレビューをしたいと思います。
ホビーデザインもアルファモデルも聞いたことが無いキットメーカーで、1/43キットとしては初めて出したみたいです。
そしてシンガー911というのも実はよく知らないのですが、メイクアップさんも完成品を出したりしていますので認知度は高いんでしょうね。比較的新しい車体を古い仕様にリメイク?して、古く見えるけど中身は新しいということで安心感があるのでしょう、よくわかりませんが、この車は964ベースですが細部は901のようになっているようです。なんでも964が生産数が一番多いのでそれをベースにしているというようなことをどこかで読んだ気がします。
このキットの存在は名古屋の専門店さんで扱っているのを知っていたのですが、気がついたときにはすでに再入荷待ちになっていてそちらで購入することができませんでした。そんな中で、ちょっとご縁があり購入することができました。でも届いたときにはすでに箱が歪んでいました(苦笑)。
どうやっても光って白っぽくなり写真がうまく撮れなくてすみません。
一見するとスターターやプロバンスのキットに見えますが、細かいディテールは繊細です。窓は外張りなのでその分段が落ちています。スジボリも細くきれいです。
シャシーは珍しく裏側が再現されており、このへんはルネッサンスっぽいです。内装フロアとリアシートが一体となっていますがシャシーとは別パーツです。ただ、シャシーについては薄すぎてすでに反りが出ています。フロアパーツも薄すぎて透けています。
細かいパーツがレジンなんですが気泡の混入も無いですしきれいに抜けています。ここまで細分化されていると塗り分けが楽で良いですね。
ウィンドウパーツ、枠が印刷済みなうえすでにカット済みです。イマイチ透明度が無いように見えますが、両面に保護のフィルムが張ってあります。保護の意味ではありがたいのですが剥いだときに糊が残らないか心配です。
エッチング、こちらも保護フィルムが両面に貼ってあります。
こちらもエッチング、シャシーのパーツが有るのにこれはどう使うのか、貼り付けて補強するのでしょうか。こちらも保護フィルムが両面に貼ってあります。
デカールは色々ありますので色違いを再現でできます。
フロント、リアの補助灯火類は、基部は別パーツでカバーは透明レジン、ヘッドライトも基部はレジンでカバーはバキューム、メタルインレットで車名を再現、このへんは昔のキットには無かったですよね、1/43としては目新しい表現方法だと思います。昔、タミヤのキットに入っていたのを見て「すげー」と思っていました。カット済みのウィンドウもそうですが、今ではガレージキットメーカーでもそういうパーツが用意できる時代になったんですね。
タイヤはパターンが入っています。結構柔らかいですし、ホイールにはめてもきつくないので後々割れるようなことはなさそうです。
説明書はこれだけ、細かい部品の取り付く位置については細かい説明がありません。どうせ実車の画像を探してきて参考にするからいいんですけど。
軽く大雑把に見てきましたが、総じて良くできたキットとだと思います。ここまで細分化され再現度が高いと作る側としてはいちいち削り取ったり作り直したりする必要が無いのは非常にありがたいです。
このメーカーのことはよく知りませんが、今後も続けてキットを出してくれることを期待したいです。