前回の投稿で、自分で車種の選定基準を定めたところですが、久し振りにフェラーリのレースカー、250GTOを選んでみました。
GTOと言っても皆さん想像するGTOと多分違いますよ。
今回作るのは64GTO、シリーズ2とか言われる方です。
個人的にはGTOなら64だろ、と若いときから思っていました、そう思わせるきっかけをくれたのは1冊の季刊誌でした。
大学生の時、上野にあった某ショップのオーナーの方から進められて購入したのが始まりでした。その雑誌の存在はそれまで知らずにいましたが、初めて買ったその号に載っていたのが64GTOでした。
ロングノーズ・ショートデッキを強調したその表紙に一気に引き込まれ虜になってしまったものです。
GTOもそうですがその冊子の虜になり、それからというもの神保町にバイクで行っては買えるだけのSCGを買って帰ったものです。その当時でもすでに売りきれの号がありすべて揃えるのにかれこれ10年以上探し回ったことも思い出です。このシリーズは50号を最後に休刊となってしまっています。
ネットで記事も画像も簡単に見られるようになった現在においては、冊子としてあれほど虜にさせられるシリーズは自分にとってはもう現れないだろうと思っています、個人的には紙で手元に残しておきたいんですけどね。
さてさてキットの方ですが、マイナーな方のGTOとは言えそこはさすがフェラーリでして色々とキットが出ていたようです。
で、今回作ろうと思う仕様は1964年のル・マン仕様でカーナンバー26になります。
この仕様については思い入れがあることから、買った順にロタレックス、プロバンス(元は恐らくスターター)とフェニックス、同じ仕様にもかかわらずそれぞれ買っているという散財を犯しています。他にもAMRも出していたようですが残念ながらこちらは持っていません。
今回手を付けるのはフェニックスを選びました。
もともと中古で購入したものなので仕方がないのですが、残念な事にヘッドライトのバキュームパーツが不足していることを今回開封してわかりました。仕様変更しなくても気に入らない所は作り変えるのでまぁあまり問題ないでしょう。問題なのは私の場合、自作した部品があたかも取ってつけたような出来上がりにしかならない、自己満足の塊というのが今まででしたから、今回はもう少し全てにおいて丁寧にスッキリさり気なく完成することを目標に頑張ります。