daybreak43: 超レア?、パドックのキット2

2013/10/03

超レア?、パドックのキット2

前回に続きもう一台のキットがフェラーリ250TRIローテール仕様です。

当時販売したキットは1961年のル・マンに出場した優勝車とNART仕様車の俗に言うハイテール仕様でした。記憶が確かならローテールのセブリング仕様とル・マン仕様はアナウンスされましたが実際にはキット化されなかったように思います。
そして今回手に入れたキットがキット化されなかったはずのル・マン1962年のNARTローテール仕様です。
随分後になって完成品が作られたことを知りましたが結局キットは出なかったはずです、その証拠にインストはハイテールのものとなっていることから正規のキットでは無いことが伺えます。(画像は完成見本です)
このキットはローテール仕様として原型がありキャストされているという点で先日ご紹介したCタイプとは大きな違いがあります。

ハイテール仕様との比較

ノーズにダクトが付いていることとシート後ろの高さが違うことがわかります。


こちらにも原型師のサインが入っています。

Cタイプもかなりレア物だと思いますがTRIはローテール仕様として新規に型を起こしたにもかかわらずキットとして日の目を見なかったものがここにあるということが驚きです。


センターの白いラインはデカールが入っていない代わりにボディに薄っすらと塗り分け用にラインが入っています。
ラインを除くデカールは付属していました、が、ここで問題発生、NARTの盾のマークはデザインが違います~残念。
NARTの盾のデザインは1962年頃を境に前後期とデザインが若干変わっておりまして付属している物は後期のもので今回の車は前期の盾が必要になります。
因みに前期は上部に星が並んで下部はnorth american racing team と書かれていまして、後期では上部に星条旗をデザインされ、下部がN.A.R.Tと短縮した表記がされています。
もしかしたら1961年NART仕様もこのデカールが入っているのか?そうだとするそれはそれでまた厄介です。

因みにロールバーはきちんとメタルでキャストされたものが入っていました。



本来キットとは作られるためにあるのだと思いますがこういったキットを集めるのも43の醍醐味と思えば必ずしも作らなくて良いと思えます。

これは完全に死蔵ですね~。

2 件のコメント:

  1. デモドリ2013/10/09 17:32

    いやー渋いですねー
    これは非常に珍しい形態です。
    幻のキット見せていただきありがとうございました。

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  2. デモドリさんこんにちは。
    まったくお恥ずかしい限りですがネタが無かったものですから(苦笑)。
    こんなキットも有るということで、何かの参考になれば。

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