今年を締めくくるにはまだ早いのですが一年を振り返ってみると体調の優れない年でした。
前立腺炎に始まり右肩の痛みは継続中、先日は副鼻腔炎により頭痛がひどくて急遽帰宅する有様。頬のあたりが痛くなることは稀にあったのですが、鼻筋が痛み出して三日目くらいから頭痛がひどくなり軽い吐き気をもよおし起きていられませんでした。薬を処方されるも二日ほど寝こみましたが昨日は動かないまでも起きて子守をしながら留守番しておりました。
そんなところに待ちに待ったキットが届きました、サンタさんありがとう、ウチにもサンタさんが来るんだね!←(リアルでお付合い有る方は笑うところですよ~)
皆さんおなじみのモデルファクトリーヒロのポルシェ917LH ル・マン仕様のカーナンバー3、マルティニレーシングからエントリーされた通称サイケデリックと呼ばれたマシーンです。
フォーミュラカーはひとつも買ってないのですがその凄さは色々なところで見聞きしており指を加えながら「箱車出ないかな~」なんて羨ましがっておりましたが初の箱車ということで期待度200%で見て行きましょう。
まずは説明書
駄目だ、スゲェ、組めない…。
メタルなのに軽く感じる肉薄のカウル、テールフィンも結構薄いです、開くべきところはひと通り開いている様子。実車にはフロントフェンダーに軽くフレアが付くのですが917のキットはKもLHも含めて意外とこれを再現していないのですがヒロのキットはしっかり再現されてます。
メタルパーツがぎっしり。
主要な部品だけ並べてみましたがそれでも右上に有るくらい訳の分からない部品が残っちゃってます、この撮影後すぐに袋に戻したのはいうまでもありません、部品が亡くなったら大変なことです、数が多すぎて検品すらできません。
お次はエッチングのシート
ブレーキディスクはエッチングの組み合わせ、ディスク面にレコード盤のようなスジが予め入っているのですがこれは意見が別れるところですね、私ならいらないかな。窓枠もありますが特にフロントは湾曲し過ぎて付けられなさそうです。
なんといってもフレーム、3ピースにわかれていますが各々が一体で樹脂成形されているそうですが組立途中で絶対割っちゃうな。こういう所は金属線に置き換えたいと思うのは43モデラーの性なのか。
FRP樹脂でできたカウルですが、特にリア下部分の内側は樹脂の地がそのままだったと思いますがその表現をするために樹脂製になっているんだと思います、半透明のレジンみたいです。エンジン上に乗るファンやファンネルなどもともと樹脂だった物は樹脂らしくということですね。
デカールも版ズレ無く非常に綺麗です。
キットをひと通り見た感想ですが、ある程度は承知していたのですが開けた途端「こりゃ作れない」と思いっちゃいました。
何といいますか、1/24キットがそのまま小さくなった印象です。これだと指まで小さくならなければ無理です。
そんな反面憧れのポルシェ917LHのキットが出ただけでも嬉しいのにこんな凄まじいキットで出るなんて興奮しているのも事実です、そう言えばむかしプロバンスもLHのカウルが取れるやつを出してましたが全く異質なものですね。完成させられるかどうかは別としてもこんなキットが今手に入るなんて嬉しい限りです。
何やかや言ってもこんなすごいキットが定価15,000円そこそこというのは安すぎ(値上げされても困りますが)、今後917のバリエーションや長らくメタルキットの出ていないフェラーリ330P4なんか期待しちゃいますね。あとこのキット、キットとしてはすごいのですが相当のスキルを要求されると思うので完成されずにしまわれてしまうものが多数出てしまうように思います。キットをキットとして楽しむこともまたミニカー趣味ではありますが、何とか完成させたいですねぇ(悪魔が囁くんですよ、作れって)。
今後は手軽に完成できるプロポーションキットの発売も切望します。
そうそう、今回は70年仕様でしたが来月には71年仕様が出るそうです、シルバー地にマルティニラインの物やガルフ仕様だそうです、この分だとショートテールも出そうだな、参っちゃうな。